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短編集
第1章 1.成宮鳴 興奮

「ちぇーアイスがよかったなぁー」
「アイスのってるクレープ食べればいーじゃん」
「メインがアイスじゃなきゃ嫌だしぃ〜」
じゃんけんで決めたのに文句をぐちぐち言っている成宮くん。
クレープをもくもくと食べていると、成宮くんがいきなり笑い出した。
「え、なに?」
「ぷぷぷっ沙奈、ほっぺにクリームついてるんだけどっ!」
「えっ、どこどこ!?」
なかなかとれず、ほっぺをぷにぷにさわりまくる。
「ぷぷぷっ、仕方ないからとってあげるよ」
と笑って顔を近づけてくる。
(ま、まさかこれは…。少女漫画でよくある……。)
少女漫画でよくある、食べかすをなめてとる、をされるのかと思いどきどきしていると、ぐいっとてでふきとられた。
そしてそれを口にふくむのかと思えば、テッシュで指をふいた。
「〜〜〜ッ」
変なことを考えたことが恥ずかしく、顔が赤くなっていくのがわかった。
「あれれぇ〜?もしかして沙奈、舌でなめられるとおもってたの?」
にやにやしながらきーてくる成宮くん
何もいえず、こくん、と正直に頷くと、
「ほんっと、沙奈チャンはえっちだな〜」
なんてにやにやしてきて、
「うっ、うっさい!成宮くんのばか!!」
というと、成宮くんが私の耳に口を近づけて、
「成宮くんじゃなくて、鳴、でしょ?」
といい、息がかかって、もぞもぞしてると、
「ほら、はやくはやく!」
とせかしてくるから、仕方なく
「め、めー…く、ん…」
といって顔をあげると、ぴしっと成宮くんが石のようにかたまって、
「もーさ、沙奈が悪いんだよ?」
というと、私の腕をつかんで、クレープまだ食べてないのに、走りだした。
「アイスのってるクレープ食べればいーじゃん」
「メインがアイスじゃなきゃ嫌だしぃ〜」
じゃんけんで決めたのに文句をぐちぐち言っている成宮くん。
クレープをもくもくと食べていると、成宮くんがいきなり笑い出した。
「え、なに?」
「ぷぷぷっ沙奈、ほっぺにクリームついてるんだけどっ!」
「えっ、どこどこ!?」
なかなかとれず、ほっぺをぷにぷにさわりまくる。
「ぷぷぷっ、仕方ないからとってあげるよ」
と笑って顔を近づけてくる。
(ま、まさかこれは…。少女漫画でよくある……。)
少女漫画でよくある、食べかすをなめてとる、をされるのかと思いどきどきしていると、ぐいっとてでふきとられた。
そしてそれを口にふくむのかと思えば、テッシュで指をふいた。
「〜〜〜ッ」
変なことを考えたことが恥ずかしく、顔が赤くなっていくのがわかった。
「あれれぇ〜?もしかして沙奈、舌でなめられるとおもってたの?」
にやにやしながらきーてくる成宮くん
何もいえず、こくん、と正直に頷くと、
「ほんっと、沙奈チャンはえっちだな〜」
なんてにやにやしてきて、
「うっ、うっさい!成宮くんのばか!!」
というと、成宮くんが私の耳に口を近づけて、
「成宮くんじゃなくて、鳴、でしょ?」
といい、息がかかって、もぞもぞしてると、
「ほら、はやくはやく!」
とせかしてくるから、仕方なく
「め、めー…く、ん…」
といって顔をあげると、ぴしっと成宮くんが石のようにかたまって、
「もーさ、沙奈が悪いんだよ?」
というと、私の腕をつかんで、クレープまだ食べてないのに、走りだした。

