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My blue sky prince...♡
第4章 関わる
「っ…!?」
後ろから思いきり抱き締められて、ぱちぱちと瞬きを繰り返す。
「…無防備すぎだよ、結ちゃん…」
「っ…」
耳元で囁かれる、甘くて低い声。
「まさか俺に性欲ないとか思ってる?…人1倍ある位なんだけど」
「…!?」
「それに…嫌に決まってるでしょ?元彼とはいえ、他の男の私物を身に付けるなんて…」
どき、どき、どき。
背中に、…いや全身に感じる空の温もり。
やだ、何これ…ドキドキして、胸が壊れちゃいそう…
「…ねぇ。聞いてるの、結ちゃん…」
「あっ…!」
ゆったりと囁かれ、甘噛みされた耳たぶ。
びり、と体の奥に電流みたいなのが流れた気がした。
「やっ…、っ空…!」
「ねぇ結ちゃん…俺はね、ハンバーグよりも…」
「あ、っや…!」
Tシャツの上から胸を揉まれ、感じて喘ぎのような声が洩れる。
「ハンバーグよりも、結ちゃんが食べたい、かな…」
囁かれた言葉に、ぞくりとして視界が滲んだ。
…食べる?
あたし…を?
…食べて、ほしい。
ゆっくりじっくり…食べ尽くして。
食べ尽くして、あたしを空だけのものにして。
空がいないとダメになっちゃう位、あたしに空を刻み付けて…
「…空」
小さく呼ぶと、
「ん?」
と言ってあたしの首筋に顔を埋め、舌を這わせる空。