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My blue sky prince...♡
第7章 疑惑
「いつも…ね?疑問に思ってたの。そりゃあね、空にも事情があって、いくら空から来たからっていって何もしないで過ごしてる訳じゃないって事は分かってるの。だけど…あの、あまりにも…毎日同じ時間に出ていって、同じ時間に帰ってくるから。…どこ、行ってるのかなー…って、気に…なっちゃったりして」
あたしの話を聞き終えた空の反応を窺う。
…と、予想外の反応に出た空。
「あぁ、やっと気にしてくれたんだ?」
「…」
ん…
「…?」
…えっ!?
…えぇ!?
ちょっ…ちょっと待って。
やっと!?
え?
やっとって何!?
訳が分からず呆然と空を見つめるあたしに、空はこれまたとんでもない事を口にし出す。
「何だー…そんな事か。何なら、こっそり付いてきてくれても全然よかったのに。そしたらこれから堂々と出来るんだけどな」
「…え、えっ!?」
ま、全く理解出来ない…!
どういう事…!?
「俺の事、気にしてくれてたんだね。嬉しいなー…ずっとこのままだと思ってたから。変な事言ってずっと結の事騙してるよりも、ちゃんと俺を知って、その俺を好きになって貰いたいからさ」
「っ…」
騙してるって、何…?