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My blue sky prince...♡
第2章 別れ
一緒にイったらベッドに2人で倒れて、また笑い合ったじゃん。
次はあたしがフェラしながら篤がアナウンサーの復唱してさ、わざと焦らしたら怒られてさ、その内あたしの口に出してお仕置きだとか言って飲み込ませてさ。
あの独特の味、今更思い出しちゃったんですけど。
…ねぇ。
篤のアパートにもあるよね、あたしの私物。
あたしが浮気されてたとして、あんたはあの子をあたしの私物もあるあの部屋に呼んで抱いてたの?
それかどこかに隠してたの?
かなりの量だよ、あたしの私物。
取りに行きたいものもある位。
それとも…あの子の部屋に行って、抱いてたの?
「…」
さいてーだ、ね。
意味分かんない。
そう考えたらあたしが本命であの子が浮気相手だったのかなって思うけど、あたしはあんな優しい視線を向けられた事は、エッチの時以外で、ない。
体目当て?
…じゃ、ないよね、そうだとしたらデートなんて行かないよね。
ペアリングなんてくれないよね。
…ペアリング、か。
左手の薬指にはめてる、シルバーの指輪。
空に向かって手をかざして、指輪を見つめた。
そして見下ろす、目の前の川。
ゆっくりと右手の人差し指と親指で指輪を持ち、抜いていく。
抜き終わり、その指輪を強く握りしめ、俯いた。
…こんな、もの。