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らぶあど encore!
第34章 祈り
 
 
 知ってしまった以上はこのままにはして置けない。何かしらの処置を取らなければ。アルバムのリリースやテレビ出演、ツアーを控えている重要なバンドの局面でこの様な騒動は避けたかった所だが――



 
「だから女がバンドに関わるのは嫌なんだ……こういう面倒になるから……はあ」

「あら、それってほなみや私にも言ってる?」



 あぐりが口を尖らせると、綾波は皮肉な笑みを浮かべた。



「それはどうだろうな」

「……絶対……あんた最初は私らの事そう思ってたでしょ」

「そんな昔の事は記憶にないな」

「ついこの間の事じゃないのよ!……あんた初っぱなから色々とやってくれたじゃない!」



 あぐりは綾波と出会った日の事を思い出して腹が立ってきた。
 
 初対面でいきなり腹を殴られて気絶させられ、拉致同然にほなみと共に車に乗せられたのだ。西本祐樹のマンションで目を覚ましたあぐりを綾波が襲おうとした事も蘇り、あぐりは思わず拳を振り上げる。



 
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