この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
らぶあど encore!
第34章 祈り


 綾波はあぐりの握り拳が頭に降り下ろされる寸前で楽々と片手で受け止め、目を丸くした。



「おいおい、今頃その話か?」

「今頃じゃないわよ!私は今!頭に来てるんだから――!まさになうよ!」



 あぐりは悔しがり、もう片方の拳を振り上げる。

 綾波は「おっと」と小さく呟き、それも受け止める。



「き――っ悔し――!一回くらい殴られなさいよね!私のストレス解消に貢献しなさいよ!」

「全くもって意味がわからんな……」

「だってだって……ワケわかんない事になってる上にほなみがっ……」




 両の拳を掴まれながらもブンブン腕を振り回すあぐりが涙を浮かべて絶句するのを見て、綾波は溜め息を吐くと突然パッと手を離し、瞼を閉じた。



「殴って気が済むならやれ」


/1133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ