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らぶあど encore!
第34章 祈り
「っ……」
予期しない祐樹の行動に驚き、思わず胸を押しやろうと腕に力を込めるが、触れただけで唇を離し、祐樹はほなみを切ない瞳で見詰めた。
彼の瞳に釘付けになったほなみは、本当は「こんな所で何をやってるの?」と文句を言いたかったのに、胸が高鳴って喉がつまってしまい、見つめ返す。
祐樹の切れ長の瞳が煌めき、再びほなみの唇を奪う。
「……!」
ほなみは彼の胸を必死に叩いたが、祐樹の舌が唇を割って入って来た瞬間、動きを止めてしまい、目眩を覚えながら熱い息を漏らし、なすがままになってしまう。