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らぶあど encore!
第35章 祈り②
そういう目的の為の場所なのだし当然なのだが、普通の民家の外観からは想像もつかないような派手な赤の装飾が施された部屋の奥にある、大きなハート型の模様のベッド、大きなテレビから流れるアダルトチャンネルの映像、テーブルの上に当たり前の様に置かれている大人の玩具のカタログに、ほなみは身体を固くしてしまう。
祐樹はリモコンを手に取りテレビを消すと、小さく呟く。
「……なんか……趣味の悪い部屋だね……ごめん……まあ……清潔そうだから大丈夫かな……」
「う……う……うん」
何が大丈夫なのかわからないが、ほなみは気まずさを誤魔化すように咄嗟に頷く。