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らぶあど encore!
第35章 祈り②
祐樹は、ほなみに赤いソファに座るように促し、ほなみが腰を降ろしてから隣に来た。
ソファは色はともかく、意外と座り心地が良かった。ほなみは目の前のテーブルにある玩具のカタログが気になり目を逸らす。祐樹はそれに気付き、カタログをテーブルの下へ退けた。
「こういうのをさ、見せてからかうのも楽しいかなあって、ちょっと思ったけど」
舌を出す祐樹をほなみは軽く睨んでそっぽを向くが、彼の長い指がそっと髪を撫でて来て、心地好くて溜め息を漏らしてしまい、祐樹に肩を抱かれるとそのまま彼の胸に身体を預けてしまう。