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らぶあど encore!
第35章 祈り②


「いてっ……」


 細腕の何処にこんな力があるのか、と思う程にほなみは腕を振り回して遂には祐樹の拘束をほどいてしまった。その勢いのままで胸を叩かれてとうとう声を上げてしまった。



「そう決めてるのに――西君が忙しくて一緒に居られない時があっても……頑張ろうって決めてるのに……西君がそんな事言うから――!」



 感情を爆発させた瞬間、ほなみは咳き込んだ。




「ほなみ……っ」



 咳はお腹に負担が掛かる――咄嗟にそう思う祐樹は心配で彼女の背中を擦るが、反面、烈しく叩かれるのが中断されたことにホッとする。

 先程はほなみに向かって『ほなみは怒っても可愛いし、ほなみに殴られても痛くないよ』と囁いた祐樹だが、勿論あれはベッドトークのような物なのだ。言った言葉は本心からだが、殴られれば痛いに決まっている。



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