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らぶあど encore!
第35章 祈り②
唇を包む様に柔らかなキスに、ほなみは甘い溜め息を漏らす。祐樹の耳朶に微かにかかり、彼をゾワリとさせるが、身体中が熱くなってしまう前に彼はほなみの唇から離れた。
ほなみは物足りないのか、頬を膨らませている。その様子が可愛くて祐樹は小さく笑い、彼女の頭をグリグリ撫でた。
こそばゆいのか、最初は微妙な顔をしていたほなみも、気が付けば転がすような笑い声を立てていた。
祐樹は調子に乗って、ほなみの頭をつかみ口を大きく開けると「そんな可愛らしく笑ってるとなあ、食べちゃうからな――!」と紙芝居のような口調でふざける。
ほなみは祐樹の頭を軽く小突き、目尻の涙を拭った。
「ねえ……西君」
「ん?」
「私ね、さっき……凄くイライラして、不安で仕方なかったの」
「うん……」
ほなみは祐樹の胸に頭を預け、彼の綺麗な喉仏を眺めながら話す。
ほなみは物足りないのか、頬を膨らませている。その様子が可愛くて祐樹は小さく笑い、彼女の頭をグリグリ撫でた。
こそばゆいのか、最初は微妙な顔をしていたほなみも、気が付けば転がすような笑い声を立てていた。
祐樹は調子に乗って、ほなみの頭をつかみ口を大きく開けると「そんな可愛らしく笑ってるとなあ、食べちゃうからな――!」と紙芝居のような口調でふざける。
ほなみは祐樹の頭を軽く小突き、目尻の涙を拭った。
「ねえ……西君」
「ん?」
「私ね、さっき……凄くイライラして、不安で仕方なかったの」
「うん……」
ほなみは祐樹の胸に頭を預け、彼の綺麗な喉仏を眺めながら話す。