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らぶあど encore!
第35章 祈り②
「っていう事で!何か頼もう!」
「……っていう事って……どういう事?」
「まあまあ、いいじゃん」
「え~?」
クスクス笑うほなみをベッドに寝かせたまま、祐樹は軽い足取りでテーブルまで行ってメニュー表を手に戻ってくる。
サッとほなみの前に広げるが、ズラリと並ぶカラフルな大人の玩具の写真を見て、ほなみは真っ赤になって祐樹を睨んだ。
「な――んちゃって!なに食べようか」
祐樹は悪戯に目を輝かせ、食事の方のメニュー表と取り替える。ほなみは唇を尖らせて非難の眼差しを向けるが、隣で「メッチャ腹へった~」と無邪気にメニューを物色する彼を見て、柔らかい笑みを溢し、一緒になって覗きこんだ。