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らぶあど encore!
第36章 目を醒ますBEAT
「……何を考えてる?」
野村はあぐりの首筋に唇を押しあてて痕を付けた。チクリとする微かな痛みに、あぐは彼を軽く睨む。
「ねえ、なんで男って、見える処にそういう事するのよ?……見られたら恥ずかしいじゃない」
「誰に見られるって?」
「やっ……」
彼の長く大きな指が、胸元のボタンを素早く外して胸元までの素肌を晒し、あぐりが隠す前に其処にも痕を付けられる。小さな紅い花弁の様な徴は白い肌に幾つも散らされ、彼の唇が触れる度にあぐりは吐息を漏らした。