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らぶあど encore!
第5章 glassの鎧
景子が素っぴんで髪が少し濡れている事に、亮介はドキリとした。
昼間のカッチリしたパンツスーツではなく、ギンガムチェックの大きめのサイズのパジャマ姿で黒縁の広い幅の眼鏡をして、髪は無造作に一つに束ねられている。
その姿には鋭い印象は無く、寧ろ可愛らしさを感じたが、その事に亮介は大いに戸惑っていた。
「ど、どうしたんすか」
「きて……」
亮介のシャツを掴む指が震えている。
「へ?」
「お願い!
部屋に来て――!」
景子はガタガタ唇を震わせながら亮介の首を締めてガクガク揺さぶった。
「ひっ…… 何っ」
視界が揺れて酔いそうになるのを、亮介は必死で気合いで止めていた。
景子は目を血走らせて亮介の胸ぐらを掴み、そのまま引き摺るように部屋の前まで連行する。
昼間のカッチリしたパンツスーツではなく、ギンガムチェックの大きめのサイズのパジャマ姿で黒縁の広い幅の眼鏡をして、髪は無造作に一つに束ねられている。
その姿には鋭い印象は無く、寧ろ可愛らしさを感じたが、その事に亮介は大いに戸惑っていた。
「ど、どうしたんすか」
「きて……」
亮介のシャツを掴む指が震えている。
「へ?」
「お願い!
部屋に来て――!」
景子はガタガタ唇を震わせながら亮介の首を締めてガクガク揺さぶった。
「ひっ…… 何っ」
視界が揺れて酔いそうになるのを、亮介は必死で気合いで止めていた。
景子は目を血走らせて亮介の胸ぐらを掴み、そのまま引き摺るように部屋の前まで連行する。