この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
らぶあど encore!
第1章 君の愛は甘い毒
「……」
ほなみは唇を噛むと、シーツを頭から被ってしまった。
「ほなみ?」
シーツを被り、震えていたが、やがて嗚咽が聴こえてきて祐樹は面喰らう。
「……ひっ……く」
「ほなみ!」
無理矢理シーツを剥がし腕を掴むと、ほなみの顔は涙でぐちゃぐちゃだった。
「……智也……の事は……っ言わないで……」
途切れ途切れに、苦しそうに呟くその様に心が痛んだ。
そうだった……
綾波にも、注意されてたのに。
『妊娠中は、女はいつもにも増して感情的になる。大体が女ってのは元からが感情的な生き物さ。そこへホルモンが作用する訳だから、通常では反応しない些細な事にも激しく反応する可能性がある……
お前、くれぐれもおかしな事をいってほなみをからかうなよ?大変な事になるぞ』
今日、リハーサルの帰りに呼び止められて説教されたばかりなのだ。
ほなみは唇を噛むと、シーツを頭から被ってしまった。
「ほなみ?」
シーツを被り、震えていたが、やがて嗚咽が聴こえてきて祐樹は面喰らう。
「……ひっ……く」
「ほなみ!」
無理矢理シーツを剥がし腕を掴むと、ほなみの顔は涙でぐちゃぐちゃだった。
「……智也……の事は……っ言わないで……」
途切れ途切れに、苦しそうに呟くその様に心が痛んだ。
そうだった……
綾波にも、注意されてたのに。
『妊娠中は、女はいつもにも増して感情的になる。大体が女ってのは元からが感情的な生き物さ。そこへホルモンが作用する訳だから、通常では反応しない些細な事にも激しく反応する可能性がある……
お前、くれぐれもおかしな事をいってほなみをからかうなよ?大変な事になるぞ』
今日、リハーサルの帰りに呼び止められて説教されたばかりなのだ。