この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
らぶあど encore!
第1章 君の愛は甘い毒
「ごめん……ゴメンね?
もう変な意地悪言わないから……
ほら、そんなに泣くと、お腹の赤ちゃんも泣いちゃうだろ?」
祐樹は精一杯の優しい声で囁きながら、ほなみからシーツを剥がそうとするが、彼女はギュッと指に力を込めて離さない。
祐樹は溜め息を吐いた。
「ほなみ……可愛い顔を見せてよ……ね?」
「……ない」
「え?」
「可愛くなんかないもん……」
微かに震えるその声は、拗ねて居るというよりは、何処かに怒りが潜んでいるかの様に聴こえて、祐樹は眉をひそめる。
「どうしたんだよ……
ほなみは可愛いよ?……このシーツが邪魔でキスも出来ないだろう?出てきてごらん?」
「可愛くない!」
ほなみは突然強い調子で叫び、シーツから顔を出して祐樹を睨む。
「ほ、ほなみ?」
呆気に取られる祐樹の胸を拳でポカッと叩くと、大粒の涙を流した。
もう変な意地悪言わないから……
ほら、そんなに泣くと、お腹の赤ちゃんも泣いちゃうだろ?」
祐樹は精一杯の優しい声で囁きながら、ほなみからシーツを剥がそうとするが、彼女はギュッと指に力を込めて離さない。
祐樹は溜め息を吐いた。
「ほなみ……可愛い顔を見せてよ……ね?」
「……ない」
「え?」
「可愛くなんかないもん……」
微かに震えるその声は、拗ねて居るというよりは、何処かに怒りが潜んでいるかの様に聴こえて、祐樹は眉をひそめる。
「どうしたんだよ……
ほなみは可愛いよ?……このシーツが邪魔でキスも出来ないだろう?出てきてごらん?」
「可愛くない!」
ほなみは突然強い調子で叫び、シーツから顔を出して祐樹を睨む。
「ほ、ほなみ?」
呆気に取られる祐樹の胸を拳でポカッと叩くと、大粒の涙を流した。