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第7章 ライヴ＝人生？②

景子の挑発は、受け流すにはあまりにも好戦的だ。

優しい性格のほなみは言われた事を全て受け止めてしまう。


ライヴの間、離れたくない、毎日抱き締めたいという自分の身勝手な都合でほなみを連れてきたが、悪い結果しかもたらして居ない様な気がする。


妊娠中は精神の振り幅が大きい。


そんな時によりによって……

下らない事で大きな声を出してしまった。



この間のドームのライヴが脳裏に甦る。



白いドレスに包まれた花の様な輝くほなみ。

五万人の祝福の声援。

メンバーや綾波、浜田、稲川に見守られての結婚式。




――俺は……あの時、二度とほなみを泣かせないと高らかに誓ったのに。