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らぶあど encore!
第7章 ライヴ=人生?②




「あれあれ、大変だ」



祐樹は、景子の腕をするりとほどくと、鼻血を吹いて悶絶する三広と、胸を押さえて崩れる亮介を指差した。



「ほら、心配な子達があそこにいるから、景子ちゃんヨロシク!」



景子の背中をトン、と押して祐樹はほなみの居る控え室へ駆けて行った。



「西本さっ……」




景子は右手を差し出すが、グッと握り締めてその場に立ち尽くした。



「……ちっ……思い通りにならない男ねっ……」



小さく呟いていると、三広と亮介がそれぞれ助けを求めに来た。




「北森さ……
ティッシュプリーズ……出血多量で……ひでぶーしそう……」


「胸が痛い……きっとこれは何かの病……
何かクスリを……」




「うるさいわよ!」



「ひい――っ」



般若の様な形相で怒鳴られた二人は縮みあがった。



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