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らぶあど encore!
第7章 ライヴ=人生?②
「バカね……」
目の前で、景子がクスリと笑った。
「うっ」
亮介は、また胸を押さえ呻く。
「……やっぱり何か不調があるのかしら。
大体あなた、細すぎなのよ……
ちゃんと健康管理しないとステージで倒れるわよ」
「いや、俺は脱ぐとスゴいんだ!」
亮介はムキになり反論するが、景子はどうでも良さげに聞き流す。
「ライヴの時間までは休んでなさいね。
じゃあ、私はこれで」
「あ……北森さん」
「何か?」
思わず呼び止めてしまったが、亮介は聞いて良い物か一瞬考えた。
が、とぼけた風に言ってみた。
「北森さんはさ、祐樹の事、本気で惚れてるの?」
「……は?何よ急に」