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らぶあど encore!
第7章 ライヴ=人生?②
だが、その日に限って履き慣れないパンプスで、走っている途中で脱げてしまい立ち止まってしまう。
慌てて靴を拾うが、同時に後ろから羽交い締めにされて側の公園に引きずり込まれた。
必死に抵抗したが、光る物を出されて息を呑む。
「大人しくしてりゃあ、すぐに終わるさ……」
「や……いやっ……いやあああ!」
力の限り叫んだ時、男は
「ぐぎゃあ」
と悲鳴を上げたかと思うと景子の上から居なくなった。
震えながら身体を起こすと、景子を襲った男はうずくまり、誰かに蹴られていた。
「ひいっ……ぐっ……ゆ、許して……」
頭を手で庇いながら情けない声で助けを求める。
「テメェみてえなクズはなあ!一回死ね――!」
見知らぬ長髪で背の高い若い男は、尚も暴行を続けている。
景子は震え上がった。