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らぶあど encore!
第7章 ライヴ=人生?②
景子は、それから史に度々会いに行くようになった。
今まで抑えていた恋慕は歯止めが利かなかった。
息子を保育園に送り出し、その足で史の部屋へ行き、史に抱かれる毎日。
両親には、パートに出ていると嘘を付いた。
景子はある日、史の部屋でうたた寝をしてしまい、丁度その時息子が熱を出して保育園から連絡が来ていたのだが、寝ていた景子は電話に出れず、母が代わりに息子を迎えに行った事があった。
「電話にも出ずなんなんだ!」
と両親に問い詰められ、職場の事に話が及び、景子の嘘は呆気なくばれてしまう。
「病気の息子を放って男と遊んでいたとは、なんという恥知らずだ!お前には子供を育てる資格はないし、娘でも何でもない!出ていけ!」
激昂した両親は景子を追い出した。
息子に会わせてくれと何度頭を下げても両親は聞かず、門前払いした。
そんな中で景子は、史にすがるしかなかった。