この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
らぶあど encore!
第7章 ライヴ=人生?②
史は時々他の女の匂いをさせている事があった。
美男の史はもてた。
良く、女性客と親密に話し込んで居たりした。
ある時は店の化粧室で行為に及んでいるのを目の当たりにしてしまい、ショックで硬直する景子に史は冷たく言い放った。
「……いい所で……邪魔すんなよ……っ……うっ……店の片付け、やって置けよ、いいな!」
史は乱暴にドアを閉め、女を啼かせ続けた。
見知らぬ女の喘ぎ声を聞きながら、涙を堪え店のフロアーにモップをかけた。
「あの女、何なのよ!」
その後、景子が問い詰めると史は面倒そうに溜め息を付いた。
「なあ、お前、自分の立場分かってんのか?あ?」
横柄な史の態度に、景子は絶句した。