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らぶあど encore!
第8章 ライヴ=人生?③

細い肩を指でなぞり、白魚の様な手を握る。
華奢な指の一本一本を確かめる様に触れる。
小さくて、ほんのりピンク色の爪も、何もかもが可愛くて仕方がない。
抜けるように白い首筋から、双丘までの美しい曲線に目を奪われると、つい指で触れてしまった。
「ん……」
僅かに瞼が動くが、ほなみはまだ起きない。
胸の膨らみから、つつ、と指を腹部まで滑らせる。
ほんの少し、お臍の下辺りがふっくらしてきたのかも知れない。
裕樹は耳をお腹に当てて、まだ聞こえる筈のない赤ん坊のキックの音を聞こうとする。
「……ふふ……いくらなんでも、まだだよなあ」

