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らぶあど encore!
第1章 君の愛は甘い毒
「……ほなみ……感情的になるとお腹に良くないよ?」
なるべく、静かに優しく言葉を掛けたつもりだったが、ほなみは祐樹の胸を叩く。
「感情的じゃないもん!」
「いや、どう見てもそうだろ!興奮し過ぎると良くないだろ?こんな夜中に言い合いしてもお互いに疲れるだけだよ……また昼間、ゆっくり話そう。ね?」
祐樹は胸を叩く細腕をそっと掴み、辛抱強く言い聞かせようとする。
ほなみの涙腺はぶっ壊れたのだろうか。
また涙ぐんでいる。
勘弁してくれよ、と喉から出かかるが、何とか飲み込んだ。
「昼間って……西くん、明日から一週間はライヴで居ないじゃないの!」
「まあ……そうだけどさ、帰ってきてから話せばいいだろ?」
「……」
涙を溜めた目を逸らして頑固に口をつぐむほなみは拗ねた子供みたいだ。
なるべく、静かに優しく言葉を掛けたつもりだったが、ほなみは祐樹の胸を叩く。
「感情的じゃないもん!」
「いや、どう見てもそうだろ!興奮し過ぎると良くないだろ?こんな夜中に言い合いしてもお互いに疲れるだけだよ……また昼間、ゆっくり話そう。ね?」
祐樹は胸を叩く細腕をそっと掴み、辛抱強く言い聞かせようとする。
ほなみの涙腺はぶっ壊れたのだろうか。
また涙ぐんでいる。
勘弁してくれよ、と喉から出かかるが、何とか飲み込んだ。
「昼間って……西くん、明日から一週間はライヴで居ないじゃないの!」
「まあ……そうだけどさ、帰ってきてから話せばいいだろ?」
「……」
涙を溜めた目を逸らして頑固に口をつぐむほなみは拗ねた子供みたいだ。