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らぶあど encore!
第10章 sugar escort
ドアを開けると、祐樹は相変わらずの涼やかな瞳を輝かせて、ほなみに笑いかけた。
真っ直ぐな前髪に、形の良い耳に、いつも何か楽しい事を企んでいるかの様に膨らむ頬に、ほなみをその甘い声と口付けで蕩けさせる唇に、思わず見とれてしまう程のしなやかな指先。
祐樹は、グレーと黒のストライプのシャツに白のスーツを合わせて、良く似合っている。
祐樹も、美しく髪を結い、優しいピンク色のミニドレスを纏ったほなみを見て、感嘆した様に溜め息を吐く。
「やば……
すっげ可愛くて……
俺ヤバい!」
祐樹は、ほなみを抱き上げたかと思うと、くるくる回り出した。
「に……西君ったらっ」
「だって……そんなに可愛くして出てくるなんて思ってなかったもん、俺」
目を回しそうになりながら、ほなみは祐樹にしがみつく。
二人はそのまま、リビングのソファに倒れ込んだ。