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らぶあど encore!
第10章 sugar escort
大勢の人間の足音と矯声が通り過ぎ、亮介は長い溜め息を吐いた。
「……もう、オッケーかな……」
呟いた時、亮介は頬を叩かれた。
腕の中の景子が、真っ赤になり唇を震わせている。
もう一発殴ろうと、手を振り上げるが、亮介は間一髪でかわす。
「――ゴメン、いちお芸能人だし、顔はこれ以上勘弁して……て……うぉ―っ」
景子のグーパンチが鳩尾に決まると、亮介はよろめくが、それでも景子を落とさない様に抱き締めていた。