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らぶあど encore!
第10章 sugar escort
「……この位なら湿布をしておけば、一晩で引きそうですけど……もし長引くなら病院に行った方がいいですね。
ちょっと待ってください……」
店員はパタパタとレジの奥まで走り、何かガサガサしていたと思うとまた急ぎ足でやって来て、湿布を亮介に差し出した。
「店の救急箱に入ってたのですけど良かったら使って下さい」
「ありがとうございます!……えっと、座る所はどこか……」
「こちらにどうぞ」
店員は、亮介の前を歩きスタッフルームのドアを開けた。
六畳程の広さで、ゆったりとしたソファに大きな姿見がある。
「良かったら、こちらにお座りになって下さい……
今、お洋服と靴を適当に持ってきますから」
店員は丁寧に頭を下げて出ていった。