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らぶあど encore!
第10章 sugar escort
亮介の目が大きく開き、景子の目を真っ直ぐに捉えた。
ソファに座る景子の前に膝まづく体勢の亮介は、景子の右足首を持ったままで居たが、ふと頬を赤らめて手を離した。
視線を何故か外せないままで二人は居たが、景子が沈黙を破った。
「……ぜ」
「えっ?」
「何故、今日私を誘ったの……?
仲良しの人達で楽しんでくればいいのに」
「いや、だって、景子ちゃんはマネージャーだし……」
亮介は、明らかに狼狽していた。
それを見て、景子の中で、生来の意地悪さがムクリと頭をもたげる。
先程ドギマギさせられた仕返しをするかの様に、首を傾げ、唇を軽く突き出し、甘い声で囁くように聞いてみた。
「マネージャーだし……それから何?」