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らぶあど encore!
第10章 sugar escort



景子は、この角度が自分を最大に妖艶に魅せる事を自覚していた。


こうして男を見つめると、忽ち相手は景子に夢中になり、だらしなく鼻の下を延ばすのだ。



史の見立てでは、亮介は自分に気があるのではないかと言っているが、景子もそれを感じていなくはなかった。



亮介は自分の気持ちを素直に出すタイプの男だから、今日誘ってきた意図も景子は薄々わかっている。



恐らく、回りくどい事はせずに直球を投げて来るのだろう。



景子は、目の前の魅力的な男の感情をコントロール出来るかも知れないという事に、優越と昂りを覚えていた。



先程は不意を突かれ、ドギマギしたが、これからはそうは行かない。



惑わせて、とことん惚れさせて、利用してやる。


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