この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
らぶあど encore!
第11章 Hearty party
志村は、しきりに頷きながら言った。
「そうそう、女の子が泣いたらね、悪いのはぜぇ――んぶ!男よっ!
そういう事で治めるのが平和解決への道なのよ!うん!」
「なんだよそれ……
まあ、いいよ、全部俺が悪いって事で……
何でもいいよ~!
ハハハ!」
祐樹は、ほなみを抱えたままで愉快そうに笑った。
「あらあ、また三広君も鼻血――?
血を補う為にも沢山お食べなさいね!
ほら、野村君も来なさい!」
志村に促され、ティッシュを鼻に突っ込んだままの三広と、早くも眠そうな野村がステージから降りる。
祐樹はほなみの涙を唇で掬い、頭を撫でた。
「さあ……
俺達も行こうか?」
「う、うん」
ほなみは愛しい人に笑って頷いた。