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第11章 Hearty party

皆が座り、志村は飲み物が行き渡っているか確認していたが、あっと口を開ける。



｢あ――そう言えば綾波君！亮介君もまだね｣



｢……亮介はともかく、綾波の奴はどうでもいいよ｣


憮然とする祐樹に、志村はコロコロ笑う。



｢もう～！
祐ちゃんたら！
まだ綾波君にヤキモチ妬いてるの～？
ほなみちゃんはもう、押しも押されぬ貴女のハニーなんだから、そんなブーたれないの！｣



｢そうだそうだ！
大人げないよ祐樹！
男のヤキモチは見苦しいよ～！｣


三広は真剣な眼差しを祐樹に向けた。



｢……鼻ティッシュ野郎に説教されたくないね｣



｢うわ――祐樹！
それを言ったらおしまいじゃんか――！なあ野村｣



バッサリと言い捨てられ、三広は喚いた。