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第11章 Hearty party

｢ほなみさんはノンアルコールカクテルですねっ！はいっど――ぞ！｣


カナは、水色と黄色の二層のカクテルをほなみに差し出す。


｢ありがとう……｣


｢さあ、西君も乾杯しましょ～！｣


カナはビールを持ち、祐樹はウーロン茶のグラスを持つが、祐樹は不機嫌そうだ。



｢もうっ！
まだ拗ねてるんですか――！？
西君て、お顔に似合わず粘着ですね――！｣



唇を突き出して咎めるカナに、祐樹は反論する。


｢いや、悪いけど俺は粘着質な男とは違うよ！｣



｢へえ――！じゃあ、そのムスッとしたお顔は何ででちゅか――？
綾波さんの事で、皆に叱られたから拗ねてると違いまちゅか？ん――？｣



カナも、気が付けば目が据わり、言葉も妙になっている。



｢カナ……ちゃん？｣



ほなみは目を丸くした。