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らぶあど encore!
第11章 Hearty party
「西君は――!
ま――だ、ヤキモチ妬いてるのかな――!」
「妬いてないよ!
……ほなみは、俺の物だし……
ほなみは俺を好きだし……」
「じゃあ――!
妬いてないなら、ほなみさんに、綾波さんに電話して貰いましょ――!
"まだ来ないの――?"
て!ほら――早く!」
カナは、自分のスマホをほなみに渡す。
ほなみは戸惑い、隣の祐樹に、どうしよう、と目で訴えるが、祐樹は無言で頷いた。
気付けば、あぐりや三広も一緒になって囃し立てている。
「ほ――ら!
ほなみ!電話――!
電話――!」
「祐樹がこれでヤキモチ妬いたら、アウト――!」
「アウト――――!
キャハハハ――!」
「……ぐ――……」
騒ぐ三人をよそに、野村はサラダをフォークでつつきながら船を漕いでいる。
もう手が付けられない、とでも言いたげに、祐樹は肩を竦めて苦笑をほなみに向けた。
ほなみは、ためらいがちに、綾波の番号を押した。