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第11章 Hearty party

何回かのコール音の後、綾波は電話に出た。



『……はい？』



｢あ、あの……私……です……｣



ほなみは、ついそう言ってしまったが、カナの電話だった事に今更気付く。


だが、綾波は向こうでフッと笑っている。



『……ほなみか』



｢あ……は、はい！
そそ……そうです！｣



ほなみは、頬が熱くなっていくのを自覚するが、祐樹の鋭い目が見ているのに気付き、ますます焦る。



｢ひゃ――！ほなみさん――赤面してる――！｣


｢西君――まずいぞ――！キャッハ――！｣


｢綾ちゃんと祐樹の対決再びだ――！｣


｢……あなた達……
もう……祐ちゃんにハッパ掛けるのもいい加減にしなさいね？｣



あぐり達に志村は呆れて諭すが、酔っぱらいには全く通じない様だ。


三人で尚も何か言いながら盛り上がっている。