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らぶあど encore!
第13章 Hearty party③



綾波はウイスキーを口に運びながら妖しい目で野村を見る。



「ふうん?
どんな予定だったんだ?」


「……いや、まあ……」



野村は、景子と差し向かいで脚を大胆に組んで仰け反りながら酒を煽るあぐりをちらり、と見て苦く笑った。



「つまり、今夜一発決めようとしてたのか?ん?」



「も――綾波君ったらハッキリ言いすぎ!」



志村は綾波の背中をバシィと叩き、三広はまた鼻血を噴き出した。



「おやおや、またか」



綾波は慣れた物、とでも言う様に三広の顔を上に向かせてティッシュを宛がう。



「まあ……
一発決めるというか……ある意味そうですね」



野村は再び溜め息を吐いてしまう。


あぐりに、一緒に暮らそうという提案をしたものの、お茶を濁されたままになっているのだ。


今暫くは、ほなみの事でそれ処ではないだろうけれど、野村はその先の話をしたかったのだ。


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