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第13章 Hearty party③

｢志村さん、今日はあのボウヤとお話が出来そうに無いですね……｣



綾波がからかう様に言うと、志村はワインの香りを堪能しながら首を振る。


｢う～ん、いいのよ、たまにはそんな日もね……
思う様に行かない事も、恋を盛り上げるのには必要なスパイスよっ！
――ねっ！野村君っ｣



｢え……ま、まあ……
てか、そういう物っすかね……｣



野村はプレッツェルをかじりながら、すっかり酩酊している、しかし飲むのを止めそうにないあぐりを見て、再び溜め息を吐く。



あぐりは、呂律が回らない口で、尚も景子に突っかかっている。



｢――あんたしゃあ～
そんなんで～
くれっふぇんど～のマネなんか……
ちゅとまるど、思っでるの～？んん～？｣