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らぶあど encore!
第13章 Hearty party③
景子は、全く顔色も変わらないままで平然と強い酒を飲み続けている。
あぐりを真っ直ぐに見て笑顔で返す。
「そうねえ……
まあ、務まるか務まらないかは、これから分かるんじゃないかしら?」
あぐりは、思い切り顔をぐしゃりとしかめた。
「か――っ!
嫌なかんじぃ――!
これから分かるんじゃないかしら――☆
ですってぇ――!
けっ!
気取っぢゃっでぇ~
……ねえっ!
亮介――!あんた、ごの女の何処がいいのよっ」
あぐりに、野菜スティックの胡瓜で指され、亮介はビクリと怯えて思わず声を上げた。
「ひっ」
「ひっ☆
じゃあないばよ~!
亮介ば――この女っ……げーごの肩をもつ理由ばな――に――?
……バンドの治安ど、ほなみの精神安定を脅かす……げーご の味方を、何故あんだはするのぼ――!」
あぐりは、亮介にぐいと近付き、胡瓜と人参のスティックをその口に無理矢理押し込ませた。
亮介は、目を見開いて、仕方なく野菜を咀嚼しながら喋る。
「む……むむ……
味方……とかじゃなぐでさ……」
「ほぅ――!
じゃあ、なんなのざ――!」
あぐりは更に詰めよった。