パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第13章 Hearty party③

景子は、薄目を開けて亮介を盗み見ると、太い首の喉仏が上下する。


ドキリとして、目が釘付けになるが、亮介はスマホで誰かと話し始めた。


｢――ああ、俺……
景子ちゃん、具合悪そうだから、俺ら抜けるよ……
志村さんには後で謝りのメールするけど、お前からも言っといて？
……バーカ、そんなんじゃないよ……
じゃあな｣



通話を切り、スマホをポケットにしまう時に亮介が視線を落とすと、景子と目が合う。



亮介は、しがみついたままの景子の髪を撫でて小さく笑う。



｢帰さない、て言ったけどさ｣



｢――｣



景子は、息をするのも忘れて亮介を見つめた。