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らぶあど encore!
第13章 Hearty party③
亮介の唇は柔らかく、熱かった。
触れた瞬間、身体の芯が甘く崩れそうになる不安で景子は震えたが、亮介の唇は直ぐに離れ、頬に触れて来る。
「んっ……り……亮介……く」
唇へは少ししか触れなかったのに、頬や首筋には幾度もキスを繰り返して来る。
むず痒い、甘さを伴う寒気で鳥肌が立つが、唇に触れない亮介に焦れったさを感じ、景子は無意識に広い背中に爪を立てていた。
「……っ」
亮介は眉をしかめる。
景子の呼吸は速まり、目は先程よりも艶やかな黒色に輝いていた。
腕の中で乱れる景子に、亮介の胸は掻き乱されそうになる。