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らぶあど encore!
第14章 それぞれの、朝 ①
――えへへ……
そうだよ……
ボク、色んな事、出来る様になるから……
そしたら……
大きくなったら、ママと結婚するんだ……




――洋ちゃ……ん




景子は、洋平の頬に手を伸ばすが、我が子の姿が蜃気楼の様にぼやけ始め、触れようとしても掴めない。




――洋ちゃん……っ



景子は両手を必死に差し出すが、小さな洋平の姿は忽然と消えて、暗い闇だけが其処にあった。



――洋平……
洋ちゃん……
やだ……置いて行かないでよ……
ママを置いて行かないで……



仄かな灯りを頼りに、姿を探すが洋平は影も形も無く、一人、広くなったベッドの上で景子は涙を流した。



――洋ちゃ……





「よう……ちゃ……ん」



不意に、温かい何かが瞼に触れ、景子は深い夢から意識を引き上げられた。
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