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らぶあど encore!
第14章 それぞれの、朝 ①
「危ないじゃないっ」
抗議するが、亮介の真剣な眼差しに、景子はドキリとして黙った。
「俺……
景子ちゃんに好きだって言って貰える様に、頑張るから……」
「が、頑張るって、何を……?」
「う~、そりゃあ、バンドも頑張るし……
景子ちゃんにズッキュン!てなってもらう様に、筋肉も付けようかな~ハハハ!マジで!」
屈託の無い彼に、景子の頬が緩み、柔らかい笑顔になっていた。
「もう……
ズッキュンて、バカみたい」
「俺は、愛の為にバカになれる男なのだよ!」
「ええ?何よそれ……ふふっ」
クスクス笑う景子に、亮介は真剣に言った。
「俺、本気で景子ちゃん好きだから。
誰にも負けないから……
だから……チャンスを下さい」