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らぶあど encore!
第2章 じれったい距離
いつの間にか、カナは上目遣いで智也を見詰めていたらしい。
「東野さん……?
なんか、怒ってる?」
はっ!
カナは自分の顔を押さえた。
――まずい。
無意識に睨むような顔をしていたかも知れない。
カナは意識をし過ぎると、顔が強張る。
酷いときには白眼を剥いている事もある。
何て不味い癖だろうか……
「い、いえ!そんな事はありません!
お見苦しい顔を披露してしまい、つっ痛恨の極みであります!お許しを!ははーっ!」
カナはベッドの上で智也に土下座した。
程なくして智也の爆笑が医務室に響く。
「ハハハ……本当に東野さんは、思いがけない事を言うね……
見苦しくなんかないよ、ほら、顔を上げて」
智也に顎を掴まれて上を向かせられると、バッチリ二人の目と目が合わさる。
「東野さん……?
なんか、怒ってる?」
はっ!
カナは自分の顔を押さえた。
――まずい。
無意識に睨むような顔をしていたかも知れない。
カナは意識をし過ぎると、顔が強張る。
酷いときには白眼を剥いている事もある。
何て不味い癖だろうか……
「い、いえ!そんな事はありません!
お見苦しい顔を披露してしまい、つっ痛恨の極みであります!お許しを!ははーっ!」
カナはベッドの上で智也に土下座した。
程なくして智也の爆笑が医務室に響く。
「ハハハ……本当に東野さんは、思いがけない事を言うね……
見苦しくなんかないよ、ほら、顔を上げて」
智也に顎を掴まれて上を向かせられると、バッチリ二人の目と目が合わさる。