この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
らぶあど encore!
第15章 それぞれの、朝 ②
野村の動きは素早かった。
前ボタンを全部外したパジャマを左右に広げ、露になる乳房を両手であぐりが隠すと、その隙に下を足首まで降ろし、太股を掴む。
「やっ……
ズルい……」
あぐりは真っ赤になり怒りながら、脚を動かそうとするが力では到底敵わない。
野村は優しく笑って、あぐりにキスをする。
チュッと小さな音を立て、触れるだけのそれを繰り返す内に、あぐりの腕の力が抜けていく。
野村は狙っていたかの様に、あぐりの細腕を掴み顕れた乳房に吸い付いた。
途端に、自分の下で甘い声を漏らし、身体を悩ましく捩らせる恋人に、野村は時折囁く。
「あぐり……
好きだよ……
さあ……もっと夢中になって……」