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らぶあど encore!
第16章 不穏な前兆






亮介は、景子のその眼差しを何処かで見たことがある様な気がした。


包み込む、柔らかい日溜まりの様な笑み。


亮介は唐突に思い出す。

名古屋ライヴの前日、子供服売り場で見掛けた景子の瞳は、こんな風に輝いていた――



景子が何を見ているのか、亮介はその視線の先を追った。



二人が立っている少し先には会計の広いロビーがあるのだが、中央のソファに座り、はまじろうの絵本を読んでいる小さな男の子が居た。


男の子は一人だが、行儀よく座り、額に熱冷ましだろうか、四角い白い布を貼り、頬に笑窪を作り本を熱心に読んでいた。


他にも親子連れの小さな子供はあちこちに居たが、景子が見つめているのはその子だけだ。



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