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らぶあど encore!
第2章 じれったい距離
「いや……ちょっとそれはまだ保留にしよう」
「ほりゅう?」
「今更だが、東野さんは……恋人は、居るのかい?」
「そ、そんなの居るわけありません!」
力一杯否定すると、智也の顔が綻んだ。
「そうか……良かった」
(良かった、て何がですか!?)
カナの頭の中が疑問付だらけになるが、智也の手が伸びてきて顎をそっと掴み再びキスされて、カナの意識はブラックホールへと吸い込まれそうになる。
智也は唇を離すと、魂を抜かれた様にぼうっとするカナの目の前で掌をブンブン振ってみた。
反応がない……
「東野さん?」
カナは、目を開いたまま気絶していた。
智也は脱力しかけたが、カナの小さな唇が半開きのままになっているのが堪らなく可愛く思えて、指でそっとなぞった。
「ほりゅう?」
「今更だが、東野さんは……恋人は、居るのかい?」
「そ、そんなの居るわけありません!」
力一杯否定すると、智也の顔が綻んだ。
「そうか……良かった」
(良かった、て何がですか!?)
カナの頭の中が疑問付だらけになるが、智也の手が伸びてきて顎をそっと掴み再びキスされて、カナの意識はブラックホールへと吸い込まれそうになる。
智也は唇を離すと、魂を抜かれた様にぼうっとするカナの目の前で掌をブンブン振ってみた。
反応がない……
「東野さん?」
カナは、目を開いたまま気絶していた。
智也は脱力しかけたが、カナの小さな唇が半開きのままになっているのが堪らなく可愛く思えて、指でそっとなぞった。