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らぶあど encore!
第20章 Don't worry,I Love you
「う……ん……
西く……の……ば……か……」
祐樹が、ほなみの小さな呟きにギョッとして彼女を見るが、また寝息を立てていた。
眠るほなみは、穢れの無い聖少女か天使、いや女神だろうか。
この世の中の誰よりも綺麗でいじらしくて……
祐樹はだらしなく頬を緩めほなみの寝姿に見惚れながら囁く。
「こんな可愛い口で……
バカとか……
どんな夢見てるんだよ」
「……う……ん」
ほなみが、眠りながら微かに笑った。
祐樹の中でパチンと理性が弾けほなみの頬を撫でると、そっと耳元に囁く。
「……ゴメン……
キスだけ、させて……」
祐樹は、眠るほなみの唇に慈しむ様に触れるだけの口付けをする内に舌を割り込ませたい欲望にかられた。
だが、それをしたらまた止まらなくなるのが分かっているので、ギリギリの処で欲を押さえ込み、だが、ほなみに触れるだけのキスを続けていた。
「はあっ……
俺……ダメだ……っ」
祐樹は、いつしかほなみの身体の上に被さり、口付けていた。