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第20章 Don't worry,I Love you

すると、目の前で扉が開き祐樹は弾かれた様に顔を上げたが、ほなみに被い被さる体勢のままでいた。


扉を開けたのは、祐樹と同い年程のフワフワの茶髪のスラリとした男性だった。


優しげな目元、通った鼻筋の彼は一見今時のイケメンだが、僅かに皮肉に歪んだ唇が何かを言いたげに動く。



ほなみはまだ眠っていたがスカートの裾は太股まで捲れ胸元はボタンを外され乱れ、そしてその上に祐樹が跨がっている。


端から見れば妊婦を男が襲っている様にしか見えないのだ。



祐樹は、男性の刺す様な視線に、この状況を説明しようと頭を掻きながら身体を起こした。