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らぶあど encore!
第20章 Don't worry,I Love you
「――どうせ、
”バカかお前は"
とか言うんだろ?
……分かってるよ、そんな事は!」
むくれる祐樹に、綾波は爆笑を聴かせる。
『ハハハ……
まあ、そうだな……
バカとしか言いようがないな』
「おまっ……
一応、これでも落ちこんでるんだぞっ?
鬼か!」
『お前が落ち込むなら、ほなみは今頃もっと落ちてるぞ』
「――!」
別れ際の涙顔が過り、胸がギュウと痛む。
そうだ、ほなみは泣きながらも、頑張って笑顔を見せていたではないか。
『……確かにお前は言葉よりも先に手が出るし、天真爛漫に見えて実は粘着質で、適当に見えて実はどうでも良いところに細かかったり、面倒な奴だからな……
気を付けないと、いつ愛想を尽かされるかわからんぞ』
「……うっ……
そ、そこまでグサグサ言わなくても……」