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らぶあど encore!
第3章 魔性の女達
綾波は聞こえないフリをしながら指を鳴らしホテルの従業員を呼ぶ。


「イチゴスペシャルショート五つ、いや六つ」


「六つ?」


祐樹が目を丸くすると綾波は当然の様に

「俺が二つ食うのさ」


と答える。



「まあ、後任の北森さんもまだ若いし、色々と至らない処もあるだろうが、女性マネージャーの方が、かえってお前らもダラけなくて良いんじゃないか?」



ケーキが運ばれてくると、綾波は丁寧にセロファンを取り口に運んで頷いた。

気に入ったらしい。



祐樹は苦笑いする。


「まあ~確かに。
俺らだけだと馴れ合っちゃって脱線する事もあるしな~特にそこの二人!」


ビシッと指された亮介と三広はビクッと体を震わせた。



「――お、俺ら?」
「な、なんでっ」


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