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らぶあど encore!
第21章 揺れる想い
「……痛てて……」
亮介はが鈍い痛みに眉をしかめ瞼を開けると、スタジオの休憩室の天井が見えた。
いつの間にかソファに寝ていたらしい。
起き上がると額から濡れタオルが膝に落ちて、手に取り眺める。
「……誰が、これを?」
亮介は、何故自分が寝ていたのか記憶が無かったが三広とバトルをしていた事は思い出せる。
「あの後……
あ、そっか……
景子ちゃんに怒られたんだよな……
で、ゴツーンと」
頭に触れると瘤が出来ていて、亮介は苦笑した。
「すっげー強烈なパンチだな……」
するとドアが開き、ペットボトルと大きな紙袋を持ち景子が入ってきた。
「亮介君……大丈夫?」
景子は心配そうな顔をして小走りに亮介の元へやってきた。